👉 備蓄米を放出したら倉庫会社がピンチに!?ニュースの裏側をやさしく解説!

Yahoo!コメントから見る世の中の声

「備蓄米を大量に放出したことで、“倉庫会社がピンチになっている”らしい…?」

そんなニュースが2025年6月1日に報じられました。
今、話題になっている「小泉進次郎農水相による農政改革」の“続き”ともいえる動きですね。

今回は、「なぜ倉庫会社が困っているのか?」
ニュースの背景を、私なりにやさしくまとめてみました!

▼ 参考ニュース:
【独自】備蓄米放出で倉庫収入消失 月4億6千万円、廃業検討も(Yahoo!ニュース)


備蓄米ってどれくらい?どうやって管理してる?

まず「備蓄米」ってなに?というと、
“もしもの時(災害・不作など)に備えて政府が保管しているお米”のこと。

👉 日本の人口の約1/6〜1/7(約2000万人)分の1年分のお米(100万トン)を常に備蓄しているそうです。

これを全国の「定温倉庫」という、温度・湿度が管理された倉庫に預けていて、
毎年20万トンずつ新しいお米と入れ替えて、5年サイクルで回しているんです。

古くなったお米(5年たったもの)は、家畜(牛・豚・鶏)のエサ(飼料用米)として販売されるんですよ!


じゃあ倉庫会社はなにをしている?

全国には「全国定温倉庫協同組合」という業界団体があり、
そこに加盟する112社の倉庫会社が「備蓄米」を保管する仕事をしています。

✅ 保管する → 政府から毎月「保管料(収入)」をもらえる
✅ 備蓄米を出荷する(今回のような「放出作業」)も倉庫会社が担当

この保管料が倉庫会社にとって、安定した経営を支える大きな収入の一つだったそうです。
👉 今回のニュースでは「全国で月に約4.6億円分の保管料が消失する」と報じられていました。

「月に4.6億も国からもらってたのか」「備蓄米ビジネスうまうまじゃん」
と思った方、私も同じです…!

でも、倉庫って維持費がかなりかかるんですね💦
電気代・空調・設備保守・人件費・固定資産税など、固定費がとても重い業態です。

実際どのくらいもうかっていたの?」と気になったので、ざっくり試算してみました👇:


ざっくりまとめ:

項目月額(全国合計)1社あたり(月平均)
売上(保管料)約4.6億円約4100万円
経費約3.91億円約3490万円
利益約6900万円約610万円

1社あたり月610万円の利益と聞くと、「けっこう儲かっていたのでは?」と思うかもしれません。

でもこの610万円から、新しい設備への投資をしたり、税金を払ったり、借入金を返済したり…と考えると、実際にはかなりギリギリの経営だったのではないでしょうか。

👉 そこに今回のような「収入が急に消える」事態になると、
空になった倉庫でも固定費はかかり続けます。
そのため、事業継続が難しくなり、廃業に追い込まれる会社が出てくる見通しです。

👉 今回の状況を整理すると:

1️⃣ 倉庫の空きが「東京ドーム8個分」生まれ、当面使い道がない
2️⃣ その分の収入は「戻ってこない」方針
3️⃣ でも維持費は今まで通りかかる
4️⃣ 他の代替収入源なんて急にできない

→ 確かにこれでは、廃業不可避ですよね…。


なぜ今回は「戻さない」方針になったの?

いままで → 政府は備蓄米を放出したあと、1年以内にはまた新しいお米を市場から買って、倉庫に備蓄し直していたんです。
👉 だから倉庫会社には保管料が継続して入っていた

でも今回の政策変更では:

・「5年以内に備蓄し直せばOK」に変更された
・さらに「全体の備蓄量を30万トン分減らす」ことに

👉 つまり「今後もこれまで通りの保管料は入ってこない」ということなんです。

ちなみに、この減らした30万トン分は、
古くなった備蓄米(おいしくなくて人は食べられない米なので、
家畜のエサ用(飼料用米)加工食品用(せんべいなど)として市場に出される予定です。


ネットの声は?

今回のニュースは「倉庫会社がピンチ」という内容ですが、
ネット上では「備蓄米そのもの」について関心を持つコメントが多く見られました。
そこで、いくつか印象的だった声をご紹介します。

備蓄米の欠点ばかりを強調する報道や意見には違和感がある
古米や古古米でも、工夫次第で十分おいしく食べられる
緊急時の備蓄米放出は本質的に“今をしのぐ”ための施策。文句ばかり言うのは違う
これを機に農業政策そのものを見直すべき
お米を“家畜のエサ”と表現することには抵抗がある


まとめ|ニュースの裏側も知っておこう

「小泉農水相の改革で米価が下がってよかった!」という話の裏では、
こうして「倉庫会社の収入が消えて困っている」という現実があります。

みんなが幸せになれるっていうのは、難しいですよね。

私も今回の記事をまとめながら、
「ひとつの政策が、いろんな業界に与える影響」について、あらためて考えさせられました。

今回のような政策変更は、単に“良い・悪い”では語れないものだと思います。
今後の動きを、冷静に見守っていきたいと思います。

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