帯広市のパートナーシップ制度とは?登録・証明の違い・申請方法をやさしく解説【2025年版】

制度

パートナーシップ制度」とは、同性カップルや事実婚のカップルを対象に、自治体が「婚姻に相当する関係」として公的に認める制度です。

📌 ただし、これは“結婚”とは違います。

日本ではまだ同性婚は法的に認められていません。この制度も、あくまで「自治体内での公的な証明」にすぎず、民法上の結婚とは別物です。


📌 どんなカップルが対象になるの?

自治体によって細かい違いはありますが、基本的な条件はこんな感じ👇

  • 成人している
  • 双方の合意がある
  • 原則として同居予定(もしくは同居中)
  • 他に配偶者がいない(重婚じゃない)

異性カップルでも、事実婚の人は対象になる自治体もあります。


🗺 2025年最新版!導入自治体まとめ【全国マップ】

2025年時点で、全国31の都道府県・423の市区町村が制度を導入しています。

✅ 導入済みの代表的な自治体

  • 東京都(全区対応)
  • 大阪市
  • 名古屋市
  • 札幌市
  • 福岡市 など

今年2025年4月からは、東京都江東区、奈良県橿原市、群馬県渋川市などでも新たに導入されました。

👉 「わたしの自治体は?」って知りたくなったら、
「パートナーシップ+自治体名」で検索をかけると、すぐに出てきますよ!


📝 申請の流れと必要な書類【北海道 帯広市の例も紹介】

手続きはそこまで難しくありませんが、提出する書類がいくつかあります。

ちなみに帯広市では「登録制度」と「証明制度」の2つの制度の内どちらかを選んで申請することになりますので、
まずはこの2つの違いから確認しておきましょう。


🧾 登録制度と証明制度の違いって?

帯広市のパートナーシップ制度には、「登録制度」と「証明制度」の2種類があります。違いは「公正証書(契約書)があるかどうか」です。

制度名必要な契約書発行されるもの結果
登録制度なしでもOKパートナーシップ登録証ふたりの関係を市が認める
証明制度公正証書などの契約書が必要パートナーシップ公正証書等確認証明書法的な契約書がある場合に使える

💡簡単に言うと…

  • 登録制度=「口約束」でもOK。市がふたりの関係を“認定”してくれる制度。
  • 証明制度=「契約書あり」。市がその“契約内容も確認した”と証明してくれる制度。

🤔 どっちを選べばいいの?

「まずは気軽に使ってみたい」→ 登録制度
「医療・相続など将来的に備えたい」→ 証明制度

📄 証明制度は少し手間がかかりますが、社会的な信頼は高くなります

  • 公正証書の作成が必要(公証役場に行く必要あり)
  • 書類準備や費用(数千円~1万円前後)が必要になることも

✅ 一般的な必要書類(多くの自治体で共通)

  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 住民票(お互いの分)
  • 宣誓書(自治体の所定フォーマット)
  • 戸籍謄本や独身証明書など
  • 通称を使用している人は、それを証明する書類

【1】事前予約

申請はスムーズな手続きのために事前予約が推奨されています。

📞 0155-65-4134
✉️ danjyo@city.obihiro.hokkaido.jp
(帯広市役所3階 市民活動課 男女共同参画係)


【2】申請当日の流れ

  • おふたりで市役所に来庁(証明制度は1人でもOK)
  • 必要書類の確認
  • 問題なければその場で登録証を発行(30分程度)

【3】必要書類(帯広市の場合)

  • パートナーシップ登録申請書(様式第2号)
  • 戸籍全部事項証明書(発行から1ヶ月以内)
  • 住民票(市外に住んでいる場合)
  • 市民であることを確認できる書類(通勤証明、郵便物、学生証など)
  • 公正証書がある場合はその写し
  • 通称を使う場合、それを確認できる資料

💡 お子さんの氏名も登録証に記載したい場合は、親子関係や生計を証明する書類(住民票、保険証、通帳など)も必要です。


【4】登録証の交付

  • 登録証と携帯カードを即日交付
  • デザインも選べるのが特徴!

🖼 ちなみに帯広市でも、登録カードの表面デザインを複数の台紙から選ぶことができます。

👉デザイン一覧はこちら

帯広市の観光スポット、「ばんえい競馬」や「幸福駅」のデザイン、もっとシンプルなデザインも選べて、記念として残したいという人にも好評のポイントです。


🧩 自治体間の連携にも対応

2025年4月以降、帯広市は「パートナーシップ制度自治体間連携ネットワーク」に加入。
引越しのとき、登録証の返却なしで次の自治体でもスムーズに再登録できるようになります。

📝 例えば、2024年からは小樽市とも連携がスタート。
帯広市から小樽市に引っ越す際も、登録証を提示すればそのまま使えるようになりました。

👉パートナーシップ制度 連携自治体一覧


🧾 制度のメリットって?実生活でどう変わる?

「証明書があることで、どんな場面で使えるの?」という疑問もありますよね。

🏥 医療・入院時の面会

病院によっては「家族以外は面会NG」というルールがありますが、パートナーシップ証明があると柔軟に対応してもらえるケースがあります。

🏠 賃貸契約や住まいの手続き

「2人暮らしで物件を借りたい」と言ったとき、契約者として認めてもらいやすくなります。保証人の扱いも変わる場合があります。

👨‍👩‍👧 保育・介護など自治体サービス

子育て支援や介護サービスでも「家族として扱う」という運用が広がっています。

🚗 損保ジャパンでは

パートナーシップ証明書を提出すれば、自動車保険の配偶者割引などにも対応するケースがあると明記されています。

🧑‍🤝‍🧑 登録第1号の方の声 帯広市での第1号登録

🧑‍🤝‍🧑 帯広市での第1号登録となったカップルは、
「自分たちの関係を認めてもらえてうれしい」
「住みやすい街だと感じた」
とコメントしています。

(参考👉:十勝毎日新聞より「第1号カップル「認められうれしい」 パートナーシップ制度 帯広で初の登録」


⚠️ 注意点・限界も知っておこう

制度にはまだまだ限界があります。

❌ 法的な効力はない

結婚のように「配偶者控除」「相続権」などはありません。あくまで自治体内での“確認書類”にすぎない点には注意です。

🏦 民間の対応はバラバラ

銀行・保険など、民間サービスでは「証明書だけでは認められない」こともあります。


💬 よくある質問Q&A

よくある質問をまとめました。

「東京23区で対応してるのはどこ?」

全23区で導入済み。2023年11月から「東京都全域での共同運用」が始まっていて、証明書の相互利用もできます。

同居してなくても申請できる?

基本的には同居が前提ですが、「転勤予定がある」「遠距離婚」などの理由があれば柔軟に対応してくれるケースもあります。

将来的に結婚制度に統合される可能性は?

今のところは未定。ただ、法改正に向けた動き(裁判・市民団体の活動)は加速しています。


📊 まとめ|制度を活用して“安心して暮らせる社会”へ

パートナーシップ制度は、まだ完璧ではありませんが、「自分たちの関係を公に認めてもらえる」大きな一歩になります。

今後も対応する自治体が増えていく中で、利用できる場面も広がっていくはず。制度の最新情報をチェックして、必要なときに活用できるようにしておきましょう✨


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