給付型奨学金とは？返さなくてOKのお金を解説 -

「うちにはそんなお金ないから、進学はムリかも…」
子どもがそんなふうに悩んでいたら、胸がぎゅっと締めつけられます。

でも、それはまだ“給付型奨学金”を知らないからかもしれません。

この記事では、「返さなくていい奨学金」について、初心者にもわかりやすく解説します。
お金の不安で夢をあきらめなくて済むように、一緒に学んでいきましょう🌱

給付型奨学金とは？かんたんに解説！
1. 返さなくていい奨学金？貸与型との違い
2. どんな人がもらえるの？条件は「家計」と「学力」
給付額はいくら？大学・短大・専門で違うの？
いつ・どうやって申し込む？申請の流れを解説
❓ よくある質問（FAQ）
1. 🗒️ その他の質問

給付型奨学金とは？かんたんに解説！

返さなくていい奨学金？貸与型との違い

奨学金と聞くと「あとで返さないといけない＝借金」というイメージが強いですよね。
でも実は、「給付型」と「貸与型」の2種類があり、それぞれ性質がまったく違います。

✅ 奨学金の種類と違い

種類	特徴	返済の必要
給付型	条件を満たせば“もらえる”お金	不要
貸与型	あとで“返す”お金	必要

給付型は返済が不要なので、「進学したいけどお金が…」という人の強い味方。
まずはこの違いをしっかり理解しておきましょう😊

そして、基本として知っておきたいのが、
国が運営する「日本学生支援機構（JASSO）」による給付型奨学金です。
全国の多くの学生が利用していて、最初にチェックすべき制度です！

どんな人がもらえるの？条件は「家計」と「学力」

このパートでは、給付型奨学金の支給対象になるための条件を、やさしく説明します🌱
特にポイントになるのは「家計の状況」と「学力基準」！

給付型奨学金をもらうには、いくつかの条件がありますが、特に大事なのが次の2つです。

✅ 支給されるための主な条件

家計の状況：収入が一定以下であること（住民税非課税世帯など）
学力の基準：「高校の成績が平均3.5以上」など、ある程度の学力があること

具体的には、「住民税非課税世帯」やそれに準じる家庭が対象になることが多いです。
また、学力については成績だけではなく「授業をまじめに受けているか」なども評価ポイントに✏️

ゆずしお

条件はそんなに厳しくないよ！
「がんばっている学生さんに応援のお金を出したい」という制度なんです

給付額はいくら？大学・短大・専門で違うの？

このパートでは、「実際にもらえる金額」についてわかりやすく説明します🌱
金額は進学先や家計の状況で変わるので、ざっくりでも目安を知っておくのが大切です💡

給付型奨学金でもらえる金額は、進学先の種類や家計の状況によって異なります。

✅ 支給額の目安（月額）

進学先	住民税非課税世帯など	その他の世帯
国公立大学	約38,300円〜	約25,300円〜
私立大学	約75,800円〜	約38,300円〜
専門学校・短大	約62,500円〜	約25,300円〜

※金額は目安です。実際は通学形態（自宅 or 下宿）でも変わります

年間にすると数十万円〜100万円以上の支援になることも！
この支援があれば、学費だけでなく生活費の一部にも使えますね😌

いつ・どうやって申し込む？申請の流れを解説

このパートでは、「いつ・どうやって申請すればいいの？」という疑問に答えていきますね！
タイミングを逃さないためにも、流れをざっくりつかんでおきましょう😊

給付型奨学金の申し込みには、「予約採用」と「在学採用」の2パターンがあります。

✅ 主な申請の流れ（予約採用の場合）

高校で申し込みの案内がくる（3年生の春〜夏）
必要書類の提出・情報入力（マイナンバーなど）
審査・結果通知（秋〜冬ごろ）
進学後に支給スタート！

こゆずしお

予約採用の申込は、高校経由で行うのが一般的です。
情報を見逃さないように、担任の先生や進路指導の先生と相談するのが大切！

※「在学採用」は、大学・専門学校に入ってから申し込むパターンです。
スマホから申し込める「スカラネット」を活用しましょう💡
👉 日本学生支援機構「スカラネット」公式サイトはこちら

注意点は？「もらえないケース」もあります

ここでは「条件を満たしていない」「ミスがあった」など、給付型奨学金がもらえない可能性のあるケースを解説します⚠️
「えっ、申請したのにダメだった…」ってならないように、事前に知っておくのが大事です！

給付型奨学金はとてもありがたい制度ですが、条件に合わないと支給されないこともあります。
以下のようなケースは注意が必要です。

⚠️ もらえない／落ちるケースの例

家計基準を満たしていない（収入が一定以上ある）
学力の条件に届かない（評定平均が低いなど）
書類の記入ミスや提出漏れ
高校や進学先での申し込み期間を過ぎてしまった
入学後、学業不振や出席不良で取り消されることも

💡不安な人は、学校の先生や進路指導の先生に早めに相談するのが◎
「あとで慌てないように、事前に確認！」が成功のカギ🔑

お金で進学をあきらめてほしくない

正直に言うと、わたしも奨学金は「あとで返さないといけない＝借金」というイメージが強いです。
なぜならわたし自身が、貸与型（返済が必要）の奨学金を、月10万×4年間＝480万借りていたから。
就職した時点で、借金500万弱からのスタートですorz…

でも当時18歳の自分には、その重みがわかってなかったんですよね😅
結局、完済したのは41歳のとき。
しかも現在勤務してるのは、中卒でも入れる地方の飲食店（経理担当ではありますが🙄）。

「大学に行った意味あったの？」「ここで働くなら、高卒でも一緒じゃん」「もったいない」
たまにそんなことも言われますが、大学に行った意味はあったと思っています。
”納得の後悔”に近い感覚です😅
奨学金の返還は本当に大変だったし、大学に行ったことが、より多くのお金を稼ぐことに直結しなかったし…
でも「お金が理由で、大学をあきらめた」という事実を抱えて生きていったとしたら、ずっとモヤモヤするだろうなって思います。

自分の子どもがあと数年で進学を考える時期になるので、
「進学にかかるお金のこと、もっと色々知っておこう」って思ったのが、このブログを書いたきっかけです😊

「給付型奨学金」のような返済不要の制度を、もっと早く知っていればと思います。
今は選択肢が増えてきているからこそ、知っているだけで未来が変わるかもしれません🌱