2025年5月19日、音楽プロデューサー・編曲家の明石昌夫さんが心不全のため68歳で逝去されました。
💬 訃報の詳細は Yahoo!ニュース「明石昌夫さん、心不全のため死去 68歳」
B’zのサポートメンバーやZARD、WANDS、T-BOLANなどの編曲を手がけ、90年代のJ-POPを支えた存在として、多くのファン・アーティストから惜しまれています。
数多くの代表曲がある中で、私にとって特に印象深いのは、椎名へきるさんのアルバム『PRECIOUS GARDEN』で出会った“編曲家・明石昌夫”でした。
この記事では、「椎名へきる×明石昌夫」という視点から、彼の魅力を振り返ってみたいと思います。
🎼そもそも 編曲とは? 楽曲の“骨組み”を形にする仕事!
「作曲」はメロディを作る仕事ですが、「編曲(アレンジ)」はそのメロディをどう仕上げるかを決める仕事です。
たとえばピアノで指一本で引けるメロディだけが鳴っている状態でも、 編曲者はそれを聞いて「これはアップテンポのロックにしたいんだな」「ここでストリングスを重ねよう」と、 全体像を設計し、バンドやオーケストラの形にしていくのです。
まさに「音の設計士」。そして、明石昌夫さんはその中でも天才でした。
🎤 明石昌夫さんと椎名へきるさんの出会い
私が初めて「編曲家」という存在を強く意識したのは、椎名へきるさんのアルバム『PRECIOUS GARDEN』(1999年)でした。
特に印象に残っているのが、「Chance!」という曲です。 この楽曲は椎名さんが作曲したものですが、デモ段階では「た…たたっ…たっ…たたた…」といった断片的な音の羅列だけ。 スタッフが戸惑う中、明石昌夫さんは即座にその意図を汲み取り、「こういうのを作りたいんでしょ?」と音にして見せたと言われています。
このエピソードに触れたとき、「すごいのは作曲だけじゃなく、編曲なんだ!」と心から思いました。
もうひとつ、私が強く印象に残っているのが同アルバム内の「裸のプリンセスマーメイド」という曲。 この楽曲では、明石さんが作曲と編曲の両方を担当されていて、特にベースラインが魅力的。 この曲で、初めて「ベースってこんなに表情豊かなんだ」と感じたのを覚えています。
🕊 追悼メッセージと“PRECIOUS GARDEN”の記憶
2025年5月24日、椎名へきるさんご本人も自身の公式Xで明石昌夫さんの訃報に触れ、こう綴られていました。
アルバムディレクターだった明石昌夫さん。洋楽オタクの私のやりたい事を瞬時に理解して下さったり、 お気に入りの居酒屋に連れて行って下さったり、沢山の楽しいお時間をありがとうございました。 でもまた会いたかったです、、、(へきる)

(出典:@shiina_hekiru_ 公式X投稿)
まさに『PRECIOUS GARDEN』は、椎名へきるの音楽と明石昌夫のアレンジが絶妙に交わった一枚でした。
💿『PRECIOUS GARDEN』全収録曲(全編曲:明石昌夫)
- be yourself(作詞:田中花乃/作曲:椎名へきる)
- discovery(作詞:田中花乃/作曲:椎名へきる)
- Love Graduation(作詞・作曲:望月衛)
- live to love -もう少し早く逢えたなら-(作詞:UCO/作曲:UCO+吉見)
- Still(作詞:田中花乃/作曲:椎名へきる)
- あなたも知らない恋の果てに(作詞:UCO/作曲:UCO+吉見)
- 裸のプリンセスマーメイド(作詞:椎名へきる/作曲:明石昌夫)
- MOON(作詞:田中花乃/作曲:椎名へきる)
- Dive into you(作詞・作曲:椎名へきる)
- Chance!(作詞・作曲:椎名へきる)
- 大切なページ(作詞・作曲:日比野信午)
『PRECIOUS GARDEN』は、明石昌夫さんが全編曲を手がけた唯一の椎名へきるアルバムであり、 それぞれの楽曲が個性を持ちながらも、統一された音の世界観に包まれています。
🎧 思わず「これも…!?」と声が出た名曲たち
明石昌夫さんはもちろん、B’zやZARD、WANDSといったメジャーアーティストの作品にも多数関わっておられることで有名ですが、ここではその中でも特に私が驚いた、印象的な3曲をご紹介します。
- MANISH「煌めく瞬間に捕われて」
- BAAD「君が好きだと叫びたい」
- SIAM SHADE「1/3の純情な感情」
🧡 わたしの幼少期を彩ったアニメたち、スラムダンクは明石昌夫さんの編曲だった!
今さらですが、心からの感動と感謝を伝えたいです。明石さん、本当にありがとう。
「ドラマチックな構成力」と「楽器ひとつひとつの生きたサウンド」。音楽がわからないわたしの心にも、しっかり届いていました!
🌸 最後に
“椎名へきる×明石昌夫”という組み合わせ、私の青春でした。最高でした。CD擦り切れるほど聴きました。
この記事を書きながら改めて思い出しました💿
『PRECIOUS GARDEN』という作品を通して、編曲という仕事の偉大さ、 ベースという楽器の深み、そして明石さんという人の懐の深さに触れることができたのは、 わたしにとって幸運なことだったと思います。
どうか安らかにお休みください。
明石さんの音楽は、これからも私の中で生き続けます。 本当にありがとうございました。
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