以前、当ブログでも取り上げた「エンハンスト・ゲームズ」に、新たな動きがありました。
日本水連が『絶対ノー』の方針を打ち出し、参加者は資格停止となる見通しです。
今回はその最新情報と、「なぜ日本水連が改めて資格停止にするのか」など、気になるポイントもあわせてわかりやすくまとめます。
👉 関連記事:「薬物解禁」スポーツ大会が来年開催へ!合法ドーピング五輪「エンハンスト・ゲームズ」とは?
🏊 日本水連が「資格停止」方針を決定

🏊♂️ 日本水泳連盟(日本水連)とは?
日本の水泳競技(競泳・飛込・水球・アーティスティックスイミングなど)をまとめている団体です。
国内の大会を開いたり、日本代表を選んだりする役割があり、世界水連(WA=ワールドアクアティクス) とも連携しています。
選手やコーチは日本水連に登録して大会に出るので、ここから資格停止になると日本でも海外でも大会に出られなくなります。
そんな日本水連が今回、「エンハンスト・ゲームズ」に参加した場合は資格停止にする方針を打ち出しました。
では、今回の発表内容を詳しく見ていきます👇
🌍「 世界水連(WA)の方針に準拠します」
こういうときニュースではよく「準拠(じゅんきょ)する」と表現されますが、
これは「基本は従う/方針をそろえる/それを元に自分たちのルールに反映する」という意味。
絶対にまったく同じにする!というわけではなく、日本独自のルールも加える形になります。
🗣️ 「生命の危険が前提の大会の目的が見えない」
日本水連の副会長さんが、かなりはっきりとした「NO」の姿勢を示しています。エンハンスト・ゲームズに対しての嫌悪感すら感じられますね。
🚫 「資格停止の対象は選手だけじゃない」
今回の方針では、対象は選手だけではありません。
コーチやトレーナーのほか、チームのスタッフや関係者(マネージャー、メディカルスタッフ、場合によっては大会運営側の関係者など)も資格停止の対象になる予定です。
どこまでの範囲が「関係者」となるかは、今後WAから正式なルールが届きしだい、日本水連側でも明確に定めていく流れです。
📝 規定は今後「明文化」予定とは?
今は「日本水連として、資格停止にする方針で進める」と理事会で話が決まった段階です。
でも、まだ日本水連のルール(規定)には正式には書かれていません。
これから世界水連(WA)から「こうしてください」という正式なルールが届く予定で、それを受けて日本水連も自分たちのルール集に書き加える(=明文化)ことになります。
それが終わってから、本格的にルールとして動き出す、という流れです。
❓ WAが資格停止にしたなら、もうそれでいいのでは?
「WA(世界水連)で資格停止になるなら、日本水連はやらなくてもいいんじゃ?」と思うかもしれません。
でもWAが止められるのは国際大会(世界選手権やオリンピックなど)です。
日本国内の大会(日本選手権や国体など)は日本水連の判断で出場が決まります。
だから、日本でも「国内の大会に出さない」ための資格停止ルールが必要なのです。
さらに今回はコーチやトレーナー、関係者も資格停止の対象にする予定で、そこは日本側がルールを作らないと適用できません。
💬 「競技会やイベントから除外」とは?

ニュースの中に「競技会やイベントからも除外する方針」とありますが、ここでいうイベントは大会だけでなく、
・水泳教室
・表彰式
・普及イベント
・スポンサー関連のイベント
なども含まれます。
つまり日本水連は「大会だけじゃなく、イベントにも出させない」という強い姿勢を示しています。
🏆 改めて「エンハンスト・ゲームズ」とは?
「エンハンスト・ゲームズってなに?」という方はこちらの記事もどうぞ👇
👉 「薬物解禁」スポーツ大会が来年開催へ!合法ドーピング五輪「エンハンスト・ゲームズ」とは?
- ドーピングOKのルール
- 賞金1億円
- もちろん高速水着もOK
- トランプJr.の支援 など
🔮 今後の影響は? 日本選手の参加は?
今回の日本水連の方針が明確に出たことで、日本の選手が「エンハンスト・ゲームズ」に参加することはほぼないと言えそうです。
もし参加すれば、国内外の大会に出られなくなるため、現役選手が出場を選ぶ可能性は低いでしょう。
今後の大会に向けた動きや、日本人選手からのコメントなども注目されるところです。
📄 規定はこれから明文化予定
今回発表された方針は「資格停止にする方針」まで決まっていますが、
具体的なルール(どの条文にどう書き加えるかなど)はこれから明文化される予定です。
世界水連(WA)から正式なルール通知が届きしだい、日本水連側でも国内ルールに反映していく流れになります。
🏅 他の競技団体はどう動く?
今回の「エンハンスト・ゲームズ」をめぐっては、水泳以外の競技でも注目が集まっています。
今のところ、日本の陸上競技連盟や重量挙げなど、他競技団体からは大きな動きは出ていませんが、
今後WAの方針に追随する形で世界陸連(World Athletics)や国際重量挙げ連盟などが何らかの方針を出す可能性もありそうです。
そうなると、他の日本の競技団体にも波及していくかもしれません。
💬 SNSやネットの反応は?
SNSでもこのニュースにはさまざまな声が出ています。
「当然の対応だと思う」「日本水連がはっきりNOを出してくれてよかった」という肯定的な意見が多い一方で、
「エンハンスト・ゲームズ自体にはちょっと見てみたい気持ちもある…」という興味本位のコメントもちらほら。
選手の健康やスポーツのあり方をどう考えるか、今後も議論が続きそうです。
🏛️ 6月末に日本水連の役員改選も予定
実は日本水連では6月末に役員改選(トップの入れ替え)の予定があります。
今のところ、大きく方針が変わる気配はなく、「たとえ新しい会長になったとしても、エンハンスト・ゲームズを支持する方向にはまずならない」と見られています。
つまり今回の“絶対ノー”方針は、今後もしっかり続いていきそうです。
📚 参考リンク(元ニュース)
👉 【水泳】ドーピング容認大会、参加で日本水連の資格停止に 世界水連の方針に準ずる「絶対にノー」(スポーツ報知)
👉 【水泳】ドーピング容認大会の参加者は“追放”へ 日本水連が方針決定 副会長「目的が全く見えない」(スポニチアネックス)
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👉 「薬物解禁」スポーツ大会が来年開催へ!合法ドーピング五輪「エンハンスト・ゲームズ」とは?
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