わたしもシングルマザーです。今娘が中学2年生。
将来の夢や目標は、今のところぼんやりしているようですが、「大学は行きたい」と思っているようで、叶えてやれるかどうか、今からドキドキしています💦
わたしは、月10万円×4年の奨学金=約500万円を借りて社会人になりました。
返済が終わったのは、41歳。大変でした😭
だからこそ、娘にはそんな思いをさせたくないし、かといって、「大学に行きたい」子どもの気持ちをお金のせいであきらめさせたくはありません。
なので、今「ひとり親家庭だけど子どもを大学に行かせたい」と思っている方に、
給付型奨学金という“返さなくていい制度”があることを知ってほしいです🌱
そして、それを受けるために「今からできること」があるということも、
このブログでしっかり伝えていきます!
制度の内容から、非課税ラインの目安、実際に準備すべきことまで、わかりやすくまとめています。ぜひ最後まで読んでくださいね😊
進学をあきらめないで!ひとり親家庭でも頼れる「給付型奨学金」
返さなくていい給付型奨学金って?
まず、奨学金には大きく分けて「貸与型(返す必要がある)」と「給付型(返さなくていい)」の2種類があります。
ひとり親家庭にとっては、やっぱり「返さなくていい」給付型の方が魅力的ですよね✨
この給付型奨学金は、主に【JASSO(日本学生支援機構)】が行っている制度で、
家計の状況などに応じて「月数万円」が支給される仕組みです。
学費の一部をまかなえるのはもちろん、生活費のサポートにもなるので、
「進学をあきらめずにすんだ」という声もたくさん聞かれます😊
母子家庭・父子家庭も対象になるって本当?
はい、母子家庭・父子家庭などのひとり親世帯も、給付型奨学金の対象になり得ます!
給付型奨学金で重要になるのは、家庭の「経済的な状況」。
とくに【住民税が非課税】という条件を満たしていると、
支給額の上限(=最大支給)を受けられることが多いです✨
ひとり親の場合、どうしても収入が限られることが多いので、
非課税条件に該当する可能性はけっこう高めです!
また、ひとり親家庭ならではの悩みや事情(収入の不安定さや生活保護の受給など)も、
申請時に配慮されることがあるので、
「うちはどうせムリかも」とあきらめずに、まず確認してみることが大切です🌱
JASSO以外にも、自治体の支援があるかも?
実は、給付型奨学金はJASSO(日本学生支援機構)だけじゃないんです✨
多くの自治体や、場合によっては企業・民間団体も独自の奨学金制度を設けています。
📌たとえば、私が住んでいる北海道帯広市では、こんな支援があります👇
- 北海道の「母子父子寡婦福祉資金貸付金」
ひとり親世帯のために、授業料や通学費などの就学資金を貸してくれる制度。
条件によっては返還が免除になることも!
🔗「【北海道公式】北海道母子父子寡婦福祉資金貸付金について」
- 帯広市の就業支援専門員に相談できる制度
市の「こども課」にいる支援員さんが、就業や進学、各種制度の相談に乗ってくれます😊
🔗「【公式】帯広市役所ホームページ「ひとり親の自立を支援します」
- 十勝信用組合「しんくみ はばたき奨学金」
返さなくていい奨学金(月1万円)を給付してくれる、ありがたい制度です✨
🔗「【公式】十勝信用組合 しんくみ はばたき奨学金」
これらはあまり知られていませんが、ひとり親だからこそ活用できる制度がけっこうあるんです!
📌自治体のHPや「〇〇市 奨学金」で検索すると、結構ヒットします!
お住まいの役所や学校に「他に使える制度ってありますか?」と聞いてみるのもおすすめです!
全然恥ずかしいことじゃないですよ。むしろ、ちゃんと考えてて素敵です✨
今から備える!ひとり親がやっておきたいお金の準備
非課税世帯を狙えるかどうかが大きなカギ
給付型奨学金を最大限にもらうためのポイントは、ズバリ「住民税が非課税かどうか」です!
多くの制度で、住民税非課税世帯かどうかでもらえる金額が大きく変わるため、
このラインを意識することはとても大事です💡
「うちは母子家庭だから自動的に非課税でしょ?」と思われるかもしれませんが、
実は、年収や扶養人数などでギリギリ“非課税世帯”にならないケースもあります⚠️
中学生のうちから情報収集を始めておくと、
高校での奨学金申請(特に予約採用)に備えることができますよ✨
「収入調整」って何?できる工夫はある?
🎯 H3:「収入調整」って何?できる工夫はある?
「収入調整」とは、住民税が非課税になる“限度額”を超えないように、年収を意識してコントロールする工夫のことです。
住民税の非課税判定は、扶養人数と収入によって決まるため、
控除(医療費控除・寄附金控除など)をいくら増やしても非課税になるわけではありません⚠️
💡 じゃあ、どこを調整するの?
たとえば:
- 年末(12月に支給される分)のパート収入・シフト調整で、収入が非課税限度額を超えないように抑える
- 扶養人数のカウントを見直す(親など)ことで、非課税ラインが上がるケースもあり
「あとちょっとで非課税だったのに…」というケースは本当に多いので💦
不安な方は、お住まいの市区町村の「市民税課」的な部課に直接相談してみるのが一番確実です💡

「わたしが非課税に収まるには、年収いくらまでですか?」

そうそう!そうやって聞くのが一番確実だね💡
⚠️予約採用に使われるのは「高1の1月」から「高2の12月まで」の収入
多くの方が「高3で申し込むなら、その年の収入が見られるんでしょ?」と思いがちですが、
実は、JASSOの給付型奨学金(予約採用)の審査では、
“前年の課税状況”で判定されるのがルールなんです⚠️
🎓 お子さんの高校の学年と収入の関係はこうなる
高校の学年 | 審査に使われる収入の期間 |
---|---|
高3で予約採用を申請 | 高1の1月〜高2の12月の収入(前年) |
つまり、お子さんが高2になった4月から12月までの間で調整するといいですね💡

高1の1月〜高2の12月の収入だけでも非課税ラインに収まれば、
給付型奨学金を最大限活用できるチャンスがありますよ!
住民税非課税になるための計算方法(例あり)
「非課税限度額」については、こちらの記事でわかりやすくまとめています💡
👉:「給付型奨学金を狙うなら今!親が備える非課税と5ステップ」
「非課税になるかどうか」は、家族構成(扶養の人数)と年収によって変わってきます。
たとえば、わたしの住む帯広市の場合、住民税非課税の限度額は以下の表のようになっています↓
本人を含む 扶養親族の人数 |
所得金額 | 給与収入に置き換えた場合 |
---|---|---|
1人 | 420,000円 | 970,000円 |
2人 | 930,000円 | 1,480,000円 |
3人 | 1,250,000円 | 1,903,999円 |
ひとり親(特例) または 本人が障がい者(特例) |
1,350,000円 | ※目安:給与収入200万円以下程度 |
※給与収入のみのケースでの目安額です。
※お住まいの自治体によって金額は異なる場合があります。お住まいの市区町村のホームページなどでご確認ください。

試算した結果、「あと少しで非課税になりそう!」という場合は、
職場に「いくら以内で働きたいと伝える」など、早めに動いておくのがオススメです🌱
学校に頼ろう!ひとり親こそ先生&進路指導を活用して
進路指導の先生は、実はかなり頼れる!
「先生って、勉強のことしか相談できないでしょ…」って思っていませんか?
でも実は、進路指導の先生は奨学金の申請にも詳しいプロだったりします✨
とくに予約採用(高校在学中に申し込む給付型奨学金)は、
高校側が推薦書を出す必要があるため、必ず学校と連携が必要になります。
🧡 ひとり親の状況も伝えてOK!
「ひとり親であること」「家計が厳しいこと」など、話しにくいこともあるかもしれませんが、
進路指導の先生や担任の先生に状況を共有しておくと、
- 給付型奨学金の申請のタイミング
- 他の制度(支援金や減免)の紹介
- 応援してくれる言葉や配慮
など、強い味方になってくれることがたくさんあります✨
📌 奨学金の説明会がある学校も多いので、
「今年はまだ中2・中3だけど、話だけ聞きたいんです」と言ってみるのもいいですね💡
忘れないで!給付型奨学金の「予約採用」スケジュール
申請の時期は高校3年の春〜夏!
給付型奨学金の予約採用は、高校3年生の「春から夏」にかけて申し込みます。
つまり、実質的な準備は高2の終わりまでに終えておくのがベスト!
📅 おおまかな流れ
時期 | 内容 |
---|---|
高3の4月〜5月 | 学校で「奨学金の案内」配布。説明会があることも多い |
高3の5月〜6月 | 申し込み書類の配布&記入。先生に相談しながら進める |
高3の6月〜7月 | 学校経由で申請書類を提出(JASSOへ) |
秋ごろ | 結果通知。進学先の情報とあわせて手続きへ |
📌 JASSOの予約採用は、本人の成績・学習意欲・家庭の状況などを総合的に見て判断されます。
🧡 だからこそ、早めに動いて、学校としっかり連携していくのがとっても大事✨

遅くても「高2の秋くらいから意識しておく」のがいいですね
まとめ:子どもの「行きたい」を、あきらめさせないために
制度をよく知って、早めに動き始めるに越したことはないです。
たとえば、子どもが中学生、高校1年生の内はいっぱい働いて貯金を作り、高校2年生になったら仕事をセーブして、住民税ギリギリ非課税のラインでゆったり働いて、子どもの進学を応援する。
そんなイメージを描くこともできます🌱
非課税限度額よりも2・30万オーバーしているような状態であれば、非課税に収めて給付型奨学金を申請した方がトータルでプラスになったりするので、そのあたりの計算を早いうちからしていくと、進学のイメージはどんどんリアルになっていきます✨
🌱 今からできること、たくさんあります!
- 住民税非課税ラインを確認してみる
- 市役所や学校に相談してみる
- 「うちも行けるかも」と思ってみることからはじめる
どんな状況でも、「大学に行きたい」と思っているお子さんの気持ちに寄り添って
一緒に前を向いていけたらいいですね😊
少しでも、あなたの気づきや行動のきっかけになりますように🌱
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