2023年10月から始まっていた「インボイス制度」。
わたしは地方の飲食店で細々と経理の仕事をしていますが、それでもこう思ってます。
「え、インボイスって、関係あるの?」
事業所番号は登録してるし、レシート見ると、
T**********みたいな番号書いてあるのも気づいてましたよ?
でもそれが何になるのか、結局なんなのか。見ないふりをしていた感じです。

詳しくはこちら👉インボイス制度について(国税庁公式)
と言いたいところですが、わたしにはすごい難しかったw
この記事では、インボイス制度ってそもそも何?という超基本から、
クラウドワークスなどで2000円くらいの案件を受けてる副業フリーランスにも関係あるの?という視点で、できるだけやさしくまとめてみます。
結局「インボイス」って、何?
「消費税をちゃんと請求してますよ」って証明になる“国に番号登録済みの請求書”のこと
「あ、インボイスって請求書のことなのね」
今日初めて知りました🤣
・売り手(フリーランスや事業者)が ・買い手(企業やクライアント)に対して ・「私はちゃんと消費税を請求する立場です」と登録していることを示す書類
これがインボイス(=適格請求書)です。
インボイス登録をすると、「税込み」で請求したときの“税金分”を受け取れます。 でも、その分は後で国に納税しなきゃいけません。
クラウドワークスで2000円の案件。これも関係あるの?
→ 「ほぼ関係ないかなー」
って、わたしは思いました。
・インボイス登録してなくても、報酬はもらえます(特に少額のうちは問題になりにくい)
・でも、登録してないと取引先(クラウドワークスやクライアント)は「消費税の控除」ができないので、 いずれ「登録して」と言われる可能性もありますが…
年間売上が1000万円未満の人は、もともと消費税を納める必要がない「免税事業者」です。
なので副業ライターやブロガーなどの多くは、登録しない選択をしています。
まぁわたしは、関係ないと思っていて、結果的に登録してなっただけですけどねw
1000万円も売り上げてみたいもんです🤣
そもそも税込みって、なに?
税込み = 消費税が含まれた金額のこと
たとえば「税込2200円」の請求書なら、
- 本体:2000円
- 消費税:200円(10%)
という内訳になります。
インボイス登録している人は、
本体2000円の請求を、なんと「税込2200円」で請求することができます!
※ただし、この追加の200円は、あとで自分で国に納める必要があります。
インボイス登録をしていない人は、「税抜2000円」のみしか請求できません。
……え?
実は“預かった消費税を後で国に払う”だけ。
インボイス登録しても、国に治める手間だけ増えて、自分の取り分が増えるわけではありません。
インボイスって誰得?
みなさん薄々お気づきの通りで、インボイス制度って実は、国だけが得してる制度なんです😂
誰 | 得してる? | コメント |
---|---|---|
国 | ◎ | 消費税取りっぱぐれ防止、徴収強化、面倒な実務は企業任せ |
大企業 | △ | 表向きは“取引の透明化”…でも実務は地獄 |
中小企業 | × | 取引先減る、業務増える、ミス許されない |
フリーランス・副業勢 | ×× | 登録したら納税義務、登録しないと契約打ち切りリスク |
✅ インボイス制度、なぜ誰も止めなかったのか?
なんか色々あって、「反対できない空気」のまま進んでしまったのかな…と。
① 専門的すぎて一般の人がよくわからなかった
- 「適格請求書?仕入税額控除?免税事業者??」
- もうこの時点で、ほとんどの人が思考停止
- → 「税金の話だし、なんかプロが決めてるんでしょ?」と受け流された
② 影響があるのは「一部の個人事業主だけ」に見えた
- 法人や会社員は関係ないように思われた(実際は間接的に影響あり)
- フリーランスや副業勢はバラバラで、声をあげる力が弱い
- → 「関係ないし、まぁいいか」となった人が大多数
③ 国は“増税”とは言わず、「公平な制度にするだけ」と説明した
- 「今まで消費税を請求してたのに納めてない人がいる。それは不公平」
- 「インボイスはその是正策です」
→ なんか正しそうな気がしてしまう😇
④ 実際に始まってから「やばい」と気づいた人が多かった
- 制度は2021年に発表 → 2023年にスタート
- でも2022年くらいまで、「本当に始まるの?」「自分に関係ある?」という空気が強く、気づいたときには遅かった
✅ 結果:誰も止めなかった、というより「止められなかった」
🗨️制度の説明が「正義っぽく」聞こえた
🗨️関心のある人が少なかった
🗨️専門的すぎて議論しづらかった
🗨️当事者たちも声をあげる時間がなかった
…みたいな感じかなって思います😓
インボイス登録、すべき?しないべき?
以下の表を参考にしてください!
状況 | 登録したほうがいい? |
---|---|
法人や企業と継続して取引している | したほうがいいかも |
副業で月数千〜1万円くらい | 全然しなくていい |
相手から「インボイス登録して」と言われた | 要検討 |
年商1000万円以上 | 原則登録が必要 |
インボイス制度、「なくならない」です
なぜか🙄?
- 国にとって都合がいいから
- → 今まで取りこぼしてた消費税を回収できる
- → 免税事業者を実質的に締め出す効果もある
- → 登録した人が増えれば、それだけ税収アップ
- 制度を戻す=「失敗だった」と認めることになるから
- → 一度動かした仕組みは止めづらい(政治的にも)
- → 複雑化した請求・会計ルールをまた元に戻すのは非現実的
- すでに事業者側が多大な対応コストを払ってしまった
- → インボイス対応のシステム作った、番号管理した、社内ルール変えた…
- → 「やっぱやめます」は、もう無理な段階
✅ まとめ:インボイスは「撤廃されない前提」で考えよう
✔ 制度がなくなることはまずない
✔ 部分的な緩和や特例措置は出てくる可能性あり
✔ 自分の働き方にあわせて、「登録する?しない?」の判断をこまめに見直すのが一番!
(※この記事は2025年6月時点の情報をもとにしています)
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