昨日、私の住む北海道・帯広市から、選挙管理委員会より
『参議院議員通常選挙投票所入場券』が届きました!

投票日は、2025年7月20日(日)か。
夜の8時まで受け付けてるみたいだから、お仕事の帰りに投票行こうっと。
そんなタイミングで目にしたのが、山尾志桜里さんが「無所属」で参院選に出馬するというニュース。

山尾志桜里さんって、公認内定取り消しでニュースになっていた方ですね。
すごい、あきらめずにまた挑戦するんだね!
でも、無所属で当選したら、その後どうなるんだろう?
シンプルにわからなかったので、調べてみたら、意外と知られてないポイントがいっぱいありました。政治初心者の方にもわかりやすく解説していきます!
無所属ってどういう意味?政党との違い
無所属と政党所属の違い
「無所属」とは、政党に属していない議員や候補者のこと。
一方で「政党所属」は、たとえば自民党・立憲民主党などの政党に名前を連ねて活動するスタイル。
- 政党所属:組織のバックアップあり。選挙資金・ポスターなども用意してもらえる
- 無所属:後ろ盾がないぶん、自由に発言・行動できるが、自己負担も多い

選挙のポスターには「自民党」「維新の会」とか政党の名前も入ってるけど、
無所属の人は、”無所属”とも書いてないんだね。

無所属の『すべてを自分ひとりで決めて、自分で責任を取る!』
って感じは、かっこいいけど大変そうだね。
無所属議員はどんな立場なの?
無所属で当選した議員は、国会でも地方議会でも「1人」で活動するのが基本です。
ただし、完全に孤立しているわけではなく、国会内で「会派(かいは)」と呼ばれるグループに所属することもできます。
会派に入れば、委員会に参加したり、質問の時間を確保できたりと、国会活動がしやすくなります。

会派は政党と違って、もうちょっとゆるい集まりなんですね。

”完全ぼっち状態”だと、さすがに発言とか聞いてもらえなさそうだよね。
無所属議員になるメリットとデメリット

メリット|自由な発言と行動ができる
無所属議員の最大のメリットは、政党のしがらみに縛られず、自由な立場で動けることです。
地域や有権者の声を優先した行動がしやすいのが魅力です。
政党に所属していると、
「党としてこう発言してください」
「この法案には賛成してください」
…と指示が出ることがあります。でも、無所属ならそういった“縛り”がありません。
特に、「自分の信念を曲げたくない」「どの政党にも完全には共感できない」という人には、無所属という選択が合っています。
デメリット|資金・影響力に制限も
一方で、無所属議員には大きなハードルがあります。
- 選挙活動にかかる費用がすべて自己負担
- ポスターや広報物も自分で用意
- 質問時間がもらえないなど、発言の場すら制限されることがある
- 政党助成金(税金から交付される活動資金)も受け取れない

ちなみに、選挙活動にかかる費用っていうのはどれくらい…?

全体で300万〜1,000万円超えるケースも普通にある。
ポスター印刷代(数十万円〜100万円以上)、選挙カーのレンタル・ガソリン代、スタッフの日当・食費、街頭演説の準備・会場費 などなど…

それ全部自腹はキツイなー
それだけ本気ってことなんだね。
どんな人が無所属になるの?事例で解説
信念を貫きたい人(山尾志桜里さん)
たとえば、山尾志桜里さんはかつて国民民主党の公認を受けていましたが、2025年の6月11日に、公認内定取り消しが発表されました。
山尾志桜里さんの公認内定取消までの経緯は、こちらの記事でまとめています✏️
👉ニュースでよく聞く「公認内定」って何?今日からわかる選挙用語!「擁立・推薦・支持・支援」との違いもわかりやすく
公認取り消し後、山尾志桜里さんは無所属で出馬。
「中道(ちゅうどう)政治(=右派でも左派でもない、中立な立場での政治)を諦めたくない!」
という思いが強くあったようです。

なるほど。
無所属で出馬するっていうことの大変さ、想いの強さがわかってきたよ。

うん。山尾志桜里さんは「本物の無所属」って感じだね。
一定の信頼を集めそう。
建前として無所属の人
逆に、「建前として無所属」というケースもあります。
たとえば先日のニュース。
2024年の衆院選で、「裏金事件」で自民党から非公認とされ、「無所属で出馬」した一部の候補者が、実は政党(自民党)の支部から資金を受け取って選挙活動をしていたという報道がありました。

いやいや、それ無所属じゃないじゃん。
がっつり自民党の支援受けてるじゃん。

でも、無所属なんだよね。
党から500〜700万円超を受け取り、選挙費用に充てていたんだって。
こんなん当選取消にならないのか…?
このように、表向きは無所属でも、実質は政党とつながっているというケースもあるから、本当に難しい😖
選挙や政党助成金の制度が複雑だからこそ、「名ばかり無所属」かどうかを見抜く目が、私たちにも求められているようです😵💫むずい!
政党に入らないと何ができない?
会派に入らないと発言権も少ない?
国会では、発言や質問の時間は「会派(かいは)」というグループごとに割り振られます。
会派は、政党ごとの集まりであることが多いです。無所属同士でつくられる場合もあります。
ですが、無所属議員は「1人会派」扱いになるか、そもそも会派に入れないこともあります。
会派に入れないと、とても不利になります😱
たとえば…
など、議員としての「発言力」や「影響力」が制限されやすいんです。

どんなに素晴らしい考えを持っていたとしても、
その声を上げる機会すら与えられないっていうのが実情なんだね。厳しい。
政党助成金や資金面の違いとは
政党に所属していれば、「政党助成金」を自分の活動に使えます。

「政党助成金」っていうのは、
国から政党に対して支払われる活動資金のことだよ。
では、その金額はどのくらいかというと…
📊 2024年の政党助成金 支給額(参考)
政党名 | 支給額(約) |
---|---|
自由民主党 | 約160億円 |
立憲民主党 | 約80億円 |
日本維新の会 | 約55億円 |
公明党 | 約30億円 |
国民民主党 | 約13億円 |
👉 支給額は、「議席数+得票数」によって決まります。
当然ながら、無所属議員には一切支給されません。

無所属やばいな。
自腹でこれと渡り合わなきゃなんないのか…

よくある疑問Q&A
無所属で当選した後に政党に入ってもいいの?

Q. 無所属で当選しても政党に入れるの?

A.はい、入れます。
無所属で当選したあとに、本人の意思で政党に加入することは可能です。
法的にも認められてるし、わりとあるケース。

いやいや…
無所属で出馬して有権者の支持を得たのに、
当選後すぐに政党入りされたら、騙された感ぱねぇ…

ごもっとも。
だから、選挙時の姿勢と、当選後の行動が一致しているかが問われるよね。
無所属議員が発言力を持つにはどうすればいい?

Q. 無所属議員はどうやって影響力を持つの?

A.無所属でも“目立つ存在”になれれば、政治的影響力は十分持てます!
✅会派に入る
✅議員としての実績を積む
✅SNSや地域活動で支持を広げる
Q. 無所属って投票用紙やポスターに書かれてるの?
👉 実は、「無所属」とは書かれていません。
政党所属の人は党名が表示されますが、無所属の候補者は名前だけになります。
そのため、有権者が「どの立場の人か分かりにくい」と感じる原因にもなっています。
Q. 無所属でも政党助成金ってもらえる?
👉 いいえ、もらえません。
政党助成金は、「国が政党に対して交付する資金」で、個人や無所属議員には支給されません。
→ なので、無所属で活動するには自己資金や寄付、ボランティアに頼ることが多くなります。
Q. 無所属で立候補する理由って何?
👉 理念や信念を貫きたいから、という前向きな理由と、
政党の公認が得られなかったため、という消極的な理由の両方があります。
その候補者の背景を知るようにすると、その人がどんな思いで無所属を選んだのかが分かります🌱
まとめ
今回は、「無所属で当選したらどうなる?」という疑問に答える形で、無所属議員の立場やメリット・デメリット、実際の事例まで初心者にもわかりやすく解説してきました😌
信念を貫くために無所属で立候補する人もいれば、政党の公認が得られず無所属を選ぶ人もいて、
「無所属」という言葉だけでは、その背景までは見えません。
だからこそ、選挙で投票する前に、
「この人はなぜ無所属なのか?」を少しでも知ることで、より納得のいく選択ができると思います🌱
参院選は、2025年7月20日(日)🗳️
この記事が、あなたの選択のきっかけなれば嬉しいです😊
🌟 あわせて読みたい!ゆずしお🍋🧂のブログ
「この人はなぜ無所属なのか?」山尾志桜里さんの場合は、こちらの記事でまとめています✏️
👉ニュースでよく聞く「公認内定」って何?今日からわかる選挙用語!「擁立・推薦・支持・支援」との違いもわかりやすく
📰 ゆずしおトレンドノート
話題のニュースや、知っておきたい制度を、わかりやすくやさしく解説しています。
👉 https://trend-notes.com/
コメント